『黒執事』アニメシリーズの正しい視聴順はこれ！

『黒執事』シリーズは一部アニメオリジナル展開を含むため、視聴順を誤ると物語の整合性が取れないと感じることがあります。

そこで本セクションでは、初心者にもわかりやすいおすすめの視聴順を丁寧に紹介します。

原作ファンもアニメから入った方も、ぜひ正しい順で楽しみましょう。

第1作：黒執事（2008年）

ファントムハイヴ家の若き当主シエル・ファントムハイヴと、彼に仕える完璧な執事セバスチャン・ミカエリスの契約関係が描かれます。

この第1作は、途中までは原作に沿って進行するものの、後半からアニメオリジナル展開に入る点が特徴です。

特にラストはアニメ独自の終わり方を迎えるため、視聴時にはその前提を理解しておくと混乱を避けられます。

第2作：黒執事II（2010年）

完全オリジナルストーリーであり、アロイス・トランシーとその執事クロード・フォースタスという新たな主従が中心。

前作とのつながりを強引に結びつけたことで、賛否が大きく分かれた作品です。

ただし、美しい作画と耽美な演出は見応えがあり、セバスチャンの魅力は健在です。

第3作：黒執事 Book of Circus（2014年）

原作コミック10～14巻に該当する「サーカス編」をアニメ化。

黒執事IIをスルーして、原作に忠実なストーリーを再スタートさせた評価の高い作品です。

人身売買という重いテーマを描きながら、サーカスという幻想的な舞台設定でバランスを取っています。

第4作：黒執事 Book of Murder（OVA/2014年）

本格的なミステリー仕立てで、洋館での密室殺人を扱う2話構成のOVA。

推理小説のような展開と、シエルとセバスチャンの冷徹な面が印象に残ります。

このOVAは、サーカス編の直後に位置づけられるため、時系列的にも自然です。

第5作：黒執事 Book of the Atlantic（劇場版/2017年）

豪華客船カンパニア号を舞台にしたゾンビ事件を描く劇場版アニメ。

原作11～14巻のストーリーをベースに、アクションとサスペンスが融合した内容です。

映画としてのクオリティが非常に高く、キャラクターの魅力を引き出す演出にも注目です。

第6作：黒執事 -緑の魔女編-（2025年）

2025年に放送が始まった最新作で、原作「緑の魔女編」を完全アニメ化。

シエルとセバスチャンが訪れるドイツの「人狼の森」で、不気味な死の連鎖が描かれます。

シリーズ累計3600万部突破を記念した渾身の最新作だけに、ファン必見の内容です。

各シリーズのあらすじと見どころを解説

セバスチャンとシエルの関係性に注目

「あくまで執事ですから」という名台詞に象徴されるように、セバスチャンの忠誠心と悪魔的本性のギャップがシリーズを通しての醍醐味です。

シエルの復讐に対する執念と、それを淡々とサポートするセバスチャンのやり取りは、主従関係の枠を超えた人間ドラマとも言えます。

異なるテーマで描かれるダークな事件の真相

シリーズごとに「サーカス」「洋館」「客船」「人狼の森」と舞台が変わるため、視聴者を飽きさせません。

それぞれの事件には社会問題や倫理観の葛藤が織り込まれ、ダークファンタジーでありながらミステリー要素も強く感じられます。

『黒執事』を配信しているサービス一覧

アニメオリジナル展開と原作の対応関係

黒執事IIは原作とは異なる完全オリジナル展開です。

アロイスやクロードなどのキャラは原作には登場しないため、原作ファンは事前に把握しておくと安心です。

原作未読でも楽しめるポイント

シリーズごとに物語が完結する構造になっているため、原作を読んでいなくても内容は理解できます。

ただし、原作にはアニメでは描かれていない細かな心理描写や伏線も多いため、より深く物語を味わいたい方には原作読破をおすすめします。